こんにちは、エミシードの浅田です。
PR動画やSNS用の写真や動画を自社で撮影する際、「なんとなく撮っているけれど、素人っぽさが抜けない」「プロが撮った映像と何が違うのだろう」と感じたことはありませんか?
実は、撮影のクオリティを大きく左右する基本要素があります。
それが、「画角」「アングル」「フレーミング」の3つです。
これらは写真・動画のどちらにも共通する重要な考え方であり、撮影意図を伝えるための土台となります。
今回は、それぞれの意味や特徴、実際の活用方法について詳しく解説していきます。
画角とは? 〜何をどこまで映すかを決める要素〜
画角とは、1枚の写真や映像の中に「写る範囲」を角度で表したものです。
同じ場所に立っていても、使用するレンズやカメラの設定によって、切り取れる世界は大きく変わります。
目的に応じて以下の3種類を使い分けます。
【広角 -こうかく-】
60度以上の広い範囲を写せる画角です。
空間の広がりや奥行き、臨場感を表現しやすいのが特徴です。近くのものをより大きく、遠くのものをより小さく写すため、ダイナミックな印象を与えます。
活用シーン: 企業のオフィス風景、イベント会場の全体像、飲食店の内観、不動産物件の紹介など。
【標準 -ひょうじゅん-】
約45度前後で、人間の視野感覚に最も近いとされる画角です。
見たままの自然な印象を表現しやすいため、違和感を与えずに情報を伝えることができます。特別な演出を加えず、被写体本来の魅力をストレートに届けたい場合に適しています。
活用シーン: 社長・社員インタビュー、対談動画、採用動画の日常風景など。
【望遠 -ぼうえん-】
30度以下の狭い画角を指します。
遠くの被写体を大きく引き寄せて写せるだけでなく、背景が圧縮されてボケやすくなるため、被写体を際立たせる効果があります。高級感やプロフェッショナルな雰囲気を演出したい際にも重宝します。
活用シーン: セミナーやステージの登壇者、商品のディテール撮影、スポーツ撮影など。

アングルとは? 〜どの目線から撮るかを決める要素〜
アングルとは、被写体に対する「カメラの高さや角度」のことです。
同じ人物や建物を撮影しても、アングルが少し変わるだけで視聴者が受け取る印象は劇的に変化します。
【ハイアングル -俯瞰-】
高い位置から被写体を見下ろす撮影方法です。 全体像を客観的に把握しやすくするほか、被写体の小ささ、可愛らしさ、親しみやすさを表現するのに効果的です。
活用シーンテーブルに並んだ商品や料理の撮影、作業風景の手元アップ、イベントの熱気を伝える全体撮影など。
【水平アングル -アイレベル-】
撮影者の目線の高さで撮影する、最も自然でフラットなアングルです。
私たちが普段見ている景色に近いため、安心感や信頼感を与えやすくなります。視聴者と対等な目線で語りかけるような印象になるため、BtoBのメッセージ発信にも最適です。
活用シーン企業PR映像、メッセージ動画、商品説明動画など。
【ローアングル -あおり-】
低い位置から被写体を見上げるように撮影する方法です。
被写体をより大きく、力強く、威厳のあるように見せる効果があります。企業ブランディングにおいて、スケールの大きさや頼もしさを演出したい場面で多用されます。
活用シーン本社ビルや工場の外観、社長の力強いポートレート、自動車や重機などの撮影など。

フレーミングとは? 〜どのように配置するかを決める要素〜
画角とアングルを決めた後に重要になるのが「フレーミング」です。
フレーミングとは、画面の中のどこに被写体や主題を配置するかを決めることです。
被写体の配置によって、視聴者に伝わるメッセージやストーリー、映像の印象は大きく変わります。
本来、フレーミングは撮影者の表現であり、どのように切り取るかは自由です。
しかし動画撮影では、限られた時間の中で情報を的確に伝える必要があるため、静止画以上にフレーミングの重要性が高まります。
例えば、ストーリーの進行に合わせて複数のカットを組み合わせたり、テロップやタイトルを配置するスペースをあらかじめ確保したりと、編集工程まで見据えて構図を設計することが求められます。
ここでは、動画撮影で日常的によく使用される代表的なフレーミングを6つご紹介します。

【日の丸構図】
メインにしたい被写体を写真のど真ん中に持ってくる構図での事で撮りたい被写体をシンプルに伝える事ができる構図です。

【対角線構図】
対角線に沿って被写体を配置することで視線を自然に誘導し、動きや奥行き、立体感を演出できるほか、画面内の空間を効果的に活用できる構図です。

【三分割構図】
最も基本かつバランスの良い構図とされています。被写体を左右のどちらかに寄せることで、空いたスペースにキャッチコピーやテロップを配置しやすくなります。

【放射線構図】
動画の中のある1点から放射線のような広がりを持たせて『広がり』や『奥行き感』を演出できる構図です。

【シンメトリー構図】
上下&左右が対象になり造形美を印象付ける構図です。シンメトリー構図は神社や左右対称のコの字型の建物や水面に映った風景を切り出す事が多いです。

【三角形構図】
近いものを手前に、遠いものを奥に配置し三角形を形成することで立体感と奥行きを生み出し、視線を自然に頂点へ誘導するため、最も見せたい被写体を効果的に強調できます。
まとめ
撮影時に意識したい3つの要素をおさらいします。
- 画角(何をどこまで写すか)
- アングル(どの目線から撮るか)
- フレーミング(どのように配置し、どこに余白を作るか)
撮影というと、どうしても高価なカメラや機材にばかり目が向きがちです。
しかし実際には「誰に、何を、どう伝えたいのか」という目的から逆算し、この3つを適切に組み合わせることこそが、クオリティを分ける最大の鍵となります。
撮影時には、ぜひこの3つの要素を意識して、自社の「魅力」がより伝わる画作りを試してみてください。
エミシードという社名には、「笑み(eM)の種(seed)を蒔き、お客様のビジネスに豊かな花を咲かせる」という想いが込められています。
私たちは、単なる「綺麗な映像」をつくって終わりではなく、企業様の大切な「資産」となり、確かな「成果」を生み出すためのクリエイティブサポートを行っています。
「自社の魅力がしっかり伝わる映像・写真を制作したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
