お客様の記憶を預かる、という仕事。

こんにちは、エミシードの浅田です。

本日は、写真撮影事業の中でも個人様向けに行っている七五三撮影について、少し振り返ってみたいと思います。

スタジオを持たない出張型の撮影サービスを始めたのが2019年。
当時、手にしたSONYのミラーレスカメラに心を奪われ、とにかく撮り続けていた。

人も、モノも、風景も、動物も。
目に映るものすべてが被写体で、撮ることそのものに夢中になっていた時間。

大学時代に購入したNikonのコンデジでダンスやスナップを撮っていた頃とは、また違う感覚だった。

そんな中で出会ったのが、当時存在していた対面型ビジネスマッチングサービス「ココナラミーツ」。

ご家族の大切な節目に立ち会い、写真を残すという仕事が、少しずつ自分の中で形になっていく。

しかし、サービスが2021年に突如終了(笑)。

その後は「くらしのマーケット」での活動へ。

気づけば口コミは100件を超え、
各種ポータルサイトやWeb経由で、2025年9月現在、累計1,507組のご家族とのご縁をいただきました。

一組一組の時間に入り込みながら、記憶を残してきた感覚。

いわば、「人の記憶を預かる仕事」だと感じています。

当店の個人様向け出張撮影で大切にしていることは、大きく2つ。

ひとつは、1時間の枠で「最低保証150枚」という基準。

単なる枚数ではなく、その日のすべてを持ち帰ってもらうためのミニマムの基準がここだった。

子どもは、同じ表情を二度と見せてくれない。
一瞬ごとに移ろうその表情を逃さないために、常にシャッターを切り続ける。

完璧を待つのではなく、動きながら捉えていく。

まさに「Ready, Fire, Aim(構え、撃て、狙え)」。
七五三撮影は、その連続です。

だからこそ、カメラ設定はAモードが基本。
絞りのみ状況に応じて調整し、あとはカメラに任せる。

カメラに設定を任せることで、目の前のお客様との時間に力を割き、細かな表情を引き出しながら瞬時に撮影できる体制が整うから。

そしてもうひとつは、「コミュニケーション」。

目指すは、つくった表情ではなく、ふとこぼれたその人らしさ。
ご家族の日常に近い、自然体を残すことを大切にしています。

撮影中はお話しをする。一緒に遊ぶ。委ねる。寄り添う。

もちろん、うまくいかない日もある。
泣いてしまう子も、機嫌が乗らない日もある。

でも、それもすべて、その日の物語であり、ありのままの自然な姿。

怒っているときは怒った表情でいい。泣いているときは、泣いている表情でいい。
喜怒哀楽のどれもが、その瞬間に生まれた自然な感情であり、大切な表情だから。

だからこそ、その一瞬一瞬を逃さないよう、シャッターを切り続ける。
結果として、類似カットを除いても、撮影データは150枚を優に超える。

表情を伝えるために、顔の位置は意識的に中央へ。
顔を中心に据えることで、感情がダイレクトに伝わるから。

また手は、第二の感情。
コミュニケーションを通じて自然な仕草を引き出し、ポージングへとつなげていく。

ときにはジャンプやケンケンパ、高い高い。
そうした動きの中で生まれる、感情が動いた瞬間を捉えることも大切にしています。

写真の魅力は、声も動きも映らないこと。

だからこそ、見返したときに想像が生まれる。

「あの時、こうだったね」

その一言で、時間がもう一度動き出す。

だから、笑顔だけじゃなくていい。整った写真だけじゃなくていい。

むしろ、その間にある何気ない瞬間こそが、
家族にとっての宝物になると思っています。

撮影データは、その日のうち、あるいは翌日にはお届けします。

熱が冷めないうちに見返し、共有し、語り合う。

ご親族が集い、特別な想いで過ごす時間の中に写真が届く。
その一家団欒のひとときまで含めて、大切な体験の一部になればという願いを込めて。

個人様向けの撮影は、感謝の言葉や気持ちがダイレクトに返ってくる、純度の高い関係性があります。

広告撮影や動画プロモーションとはまた違う、
誰かの人生に直接触れている感覚。

だからこそ、この仕事を続けてきてよかったと、心から思えます。

これからもこの仕事は続けていきたい。
そのお子さまたちの今を未来へ残す記憶となるから。

一枚の写真が、何年後かの会話を生み、
ご家族の心をもう一度あたためる。

そんな未来を信じて、これからもご家族のシャッターを切り続けていきます。

\個人さま向け出張写真は、下記ポートフォリオにて掲載中/

あわせて読みたい
目次